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『働きマン』
安野モヨコ著
==「現場」の仕事を知る==
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~自分らしい働き方を探す~
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「面接ってのは不測の事態の予行演習でいいと思うんだよね。
ホントいろんなヤツいるから。」
ある日人事から新卒の面接官を依頼された主人公、松方。
一緒に面接官となった、他雑誌の編集者二人。
面接の合間に、松方とその一人はスクープの扱い方で対立してしまいます。
明らかに、面接を受けに来た学生に八つ当たりをする編集者に対し、
「学生に申し訳ない・・・。」と心を痛める松方。
そんな時、
ずっと傍観していたもう一人の編集者が言い放った一言が冒頭の言葉です。
確かに、会社内には色んな人がいます。
価値観も違う。
日々、体調や精神状態も違う。
自分自身のコンディションだって、一定ではない。
いくら事前に情報を集めても、面接室の扉の向こうにいる人が、
どんな人で、今どんな状況なのか把握するには限界があります。
それより、
相手がどんな人でも、どんな状況でも、
的確に相手の質問を理解し、的確な対応を返す。
当たり前のようですが、面接にはこれが一番大切だったりします。
そういうやり取りでこそ、その人の入社後の仕事ぶりが想像できるわけです。
これから始まる就職活動。
気張ることも、
奇をてらうこともなく、
ありのまま自分のキャラクターでぶつかっていってほしいと思います。